【book】夜啼く鳥は夢を見た/長野まゆみ

夜啼く鳥は夢を見た

夜啼く鳥は夢を見た

画像を検索したのだが見つからなかった。意外にも単行本は幻?らしい。私は図書館で借りましたけど。
画像を検索していくと自然と感想も目に入ってしまいます。長野まゆみが好きな人には好評みたいです。が・・・私は今まで読んだ中で一番よくわかりませんでした。(ファンの方ごめんなさい。)要するに長野まゆみワールドが全開で、私はついていけなかったというのが正直なところだと思います。
あらすじは、2人兄弟の紅於と頬白鳥が祖母の家に行くところから始まる。そこで祖母と一緒に住んでいる従兄の草一と会い、近くの沼を軸に話が進んでいく。
今まで読んだ本はどれも物語としての展開や話が理解できたし、結局何だったのかわからなくても、なんとなーく雰囲気だけでも掴むことができたように思える。がしかし、雰囲気すら私にはわからず・・・。現実感がなかったからなのか、きっと私は少しでも理論的に解釈できないと面白くないのかもしれない(と自分を自分で分析してみる)。
しかも表紙が私には気に入らない。中の絵も。長野まゆみが今まで自分でイラストを書いた本というのは何冊もあったが、これは気に入らない。というよりぶっちゃけると私、長野まゆみの絵があまり好きではありません。なんというか、同人誌的というか。まあ、中身から既にそういう方面に近いとは思いますが。線がはっきりしていてキャラクター的なイラストはまだ可愛らしいと思うけれど、やわらかい絵は・・・。うーん。どうしよう、こんな悪評書いてファンの人にクレームつけられたら。
美少年は嫌いじゃないけど(というよりむしろ好きだけど)、美少年のみが好きなわけではないのでちょっと長野まゆみはお休みします。大人か女性が出てくる本を読みたいです。さすがに長野まゆみ、疲れたw