【movie】お買い物中毒な私!


予告を見て少し気になっていた映画。
主人公レベッカは買い物が大好きな女の子。ある日気付くとクレジットカードの負債額がとんでもないことに。しかも勤めている会社は倒産。絶体絶命なレベッカが次に働きだしたのは、なんと金融雑誌のジャーナリスト。お金に振り回されているレベッカに仕事は勤まるのか?そして買い物中毒からは抜け出せるのか?!へたれな女の子がどんな目に遭ってもくじける姿に思わず応援したくなります。
いやほんと最初は見てると、レベッカはダメダメな女の子で見ていられなかったです。履歴書には嘘をつくし、服を買うためならその場しのぎでなんでも言っちゃうしやっちゃうし。中毒から抜け出すための会(自助会)にも出席せず、出席しても買い物の素晴らしさを説いてしまう。本当にこいつは抜け出す気があるのかと疑問に思うくらい。債権回収の取立てで付きまとう男もストーカーだと偽る始末。
こりゃひどいなーと思いきや、嘘はいつかばれるもの。嘘が全部ばれて恋人も友人も全てなくしてしまう。そんな彼女を支えたのはお父さんとお母さん。がんばって立ち直るため自助会に本格的に出席し、自分の買った大量の服を売っとばし、そのお金で借金返済。友人との仲も恋人との仲も修復して幸せハッピーといった感じです。この立ち直るためにがんばる姿は心底すごいと思ってしまう。どんなに失敗や後悔をしてもがんばる姿はかっこいい。レベッカかっこいいよ、あんた!と言いたくなる。まあ、そこで最終的に修復できちゃうあたり、映画だなーなんて冷静に思いますけど。そこはレベッカの愛嬌の良さということでw
買い物を我慢するレベッカに語りかけるマネキン人形というアイデアはすごいよかったですね。想像したことすらなかったです。「こんな服どう?」なんて中毒者さんたちには聞こえるのでしょうか。興味深い感覚です。
面白かったけど中毒者の異常さはちょっと怖かったなー。必死の形相で買うのとか、私はあまり理解できません。私自身はあまり物に執着しないタチなので。中毒にいるときはわからなくても、乗り越えたときにきっと自分はなんて馬鹿だったんだろうなんて気付くんでしょうね。中毒にいるときは自分ではわからないっていうのが、なんとも怖い点ではありますが。
映画までひどくなくても、無駄に散財してしまう人というのはたくさんいることでしょう。クレジットカードなんて散財してるっていう重みがあまりないから、明細書がきて後悔しちゃったり・・・。そういう人は見ると結構目が覚めるかもしれません。ア○ムじゃないですけど「ご利用は計画的に」ですよ。

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