【movie】群青


試写会に行ってきました。入りはなかなかで、ほぼ女性でした。男性は1人とか2人しか見なかった気がする。
舞台は沖縄のある島。病気療養で島にやってきたピアニストの由起子と、島で海人として生活する龍二は恋に落ちる。やがて娘が生まれ涼子と名づけられるが、ほどなくして由起子は病気のため他界してしまう。その後涼子は元気に成長し、幼馴染の一人・一也と恋に落ちる。結婚を父・龍二に認めてもらうため、一也は海に潜り珊瑚を取ってこようとするが、失敗し死んでしまう。深い悲しみに暮れ、精神に異常をきたしてしまう涼子。もう一人の幼馴染・大介のこともわからない。大介はただ、見守ることしかできないのであった…。
一言で言うと、たるい。悪評でごめんなさい。でも2時間映画なのに3時間くらいあるんじゃないかと思ってしまうくらい、たるかった…。原作通りなのか、映画では第1章、第2章、第3章と3つに分かれていて、それぞれ父と母の出会い、涼子の成長期と恋人との別れ、悲しみを乗り越える人たち、に分かれている。1,2章は本当にたるかった。別に大事じゃないとは思わないが、3章の方がウエイトが重いのだろうから、もう少しサクサク進めてもよかったのではと思いました。
ストーリー自体はよかったと思います。綺麗で儚い物語だなと。原作をぜひ読んでみたいですね。
長澤まさみは悪くないけど、このままだと消えてしまう危うさがありますね。なぜなら、どの役も同じようにしか思えないから。例えば今回の涼子が、「にーにー!」という言葉を発するだけで『涙そうそう』になってしまう感じ。もう少しバリエーションのある見せ方をしないと、どれも一緒でつまらないです。がんばってほしいものです。個人的には大介役の福士誠治がよかったですね。無抵抗な涼子を抱きたいという思いと、好きで大切だからそんなことしたくないという思いとの葛藤シーンが、いい演技していたなぁ。今後に期待ですね。『女の子ものがたり』に出ているみたいなので、ぜひ見てみようかと思います。
もちろん、佐々木蔵之介の演技はよかったですよ!当たり前すぎて言わないだけで。
私だけかもしれませんが、一也は狩野英孝、大介は石川遼に見えて仕方ありませんでした。芸人とゴルファーにはさまれる長澤まさみ。私だけですか?
映画が終わると同時に席を離れる人がかなり多数。やっぱりみんなたるかったんですかね・・・wどちらにせよ、あのポスターやチラシの画はかなり微妙だと思う。予告もなんの映画なのかさっぱり伝わってこなかったし。私はあまりこの映画を観たい!とは思いませんでした、正直。
映画「群青 愛が沈んだ海の色」公式サイト
なぜか作品情報のボタンでは何も表示されず、「島の人々」から詳細を見ることができます。
公式HP内にある「ウミンチュ診断」なるものをトライしてみました。物語に登場した男性3人のうち、どの男性が自分の恋の相手に合っているかを診断できる。ちなみに私は大介タイプ。自分だけでなく、仲間や家族みんなを大切に見守ってくれる優しい男性がよいそうです。今ハヤリの草食系男子だそうで…w