【movie】余命一ヶ月の花嫁


まあまあかなぁ。2時間テレビドラマよりは質が高く、映画としては今ひとつといった感じかなぁ。
同名タイトルが原作で実話の物語。愛し合う二人の出会いから闘病生活を経て、別れまでを描く。恋人である太郎が余命一ヶ月と診断された彼女・千恵に、夢だったウェディングドレスを着せてあげるというのは結構インパクトのある題材。知っている人も多かろう。
話の内容は周知なだけに、新しい驚きは特にない。見所は二人の病気への苦悩や不安さであろう。特にすごい映画だともつまらない映画だとも思わなかった私は淡白なのかしら。結婚式のシーンはさすがにジーンときたけれど、それは普通に感動したからであって、この映画がよかったとは素直には言えない。
ああ、今思い返すと、汚さがないのかもしれない。闘病生活ってもっと汚くてどろくさい・・・気がする。それがあまりにもキレイで、現実感がなかったからかもしれませんね。
千恵のお父さん役の柄本明がよかったですね。お父さんの反応一つ一つに娘に対する愛があってよかったなぁ。お父さんの「んあ?」っていう返事とか、そっけなくて娘に対してどう反応したらいいかちょっと困った態度とか、とてもよかったです。自分の父を思い出しましたw
そういえば千恵役の榮倉奈々、がっしりとした体つきですね。背も高いし、肩幅もしっかりしてる。バレー少女のようでした。
それから瑛太の最後の泣くシーン、千恵からのビデオレターを見終わったあとで号泣するシーンの鼻水は気になります。たらーんと、一体どこまでのびるんだというくらい透明の鼻水が鼻からぶらさがっているのはいかがなものかと。たとえ号泣するシーンだとしても・・・興ざめしたのは私だけかしら・・・。
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