【movie】劔岳〜点の記〜

明治４０年、日本地図を作るためだけに前人未到の山に挑んだ仲間たちの物語。陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎は日本地図完成のために、最後の空白地点である劔岳の測量と初登頂を果たせという命を受ける。いまだかつて誰一人としてなしえなかった登頂攻略に、柴崎は苦悩しながらもなんとか登る糸口を見つけようと必死に模索する。そんな中、陸軍に負けまいと日本山岳会も参戦することに。測量・初登頂という難題にどう立ち向かっていくのか…。
剱岳を含む山々、四季に彩られた風景はまさに見事。カメラさんお疲れ様！の一言につきる。色彩豊かで、これを大きなスクリーンで見るのは圧巻でしょう。撮影大変だったんだろうなぁ。
に比べて俳優たちが演じる背景に使用されている風景は合成がほとんど。もちろんちゃんと写したのもあるだろうけど、美しい風景に限って合成でなんだかしらける。仕方ないとはいえ、最初の山々の風景が見事なだけに悲しさも倍です。
また、途中雪崩のシーンがあるのですが、そこのＣＧが本当にオソマツです。予算がなかったのかな…とはいえ、がっくり。確かに本当に雪崩が起きたら大惨事ですのでＣＧなのはしょうがないけれど、もう少しやりようなかったのかなーと本当に悲しい。そこまで嘆くほど、最初の風景は見事だったのです。
俳優では香川照之さんがよかったです。山の登り方の一つ一つの動作が素晴らしかった。山登りの人をちゃんと見たことはないけれど、昔の山登りに慣れている人というのはこういう登り方をするのかな、と思わせてくれるのがすごいですね。浅野忠信さんは最近『鈍獣』を見たせいか、そのキャラクターが抜けませんｗどうもセリフがわざとらしく、常にテンション高いように聞こえてしまう…。明らかに凸やんのせいですねｗ（http://donju.gyao.jp/←なかなか面白いですよ♪）松田龍平は他の役も見てみたいです。最近同じような役ばかりでちょっぴしつまんないです。
そうそう、この映画に限らず最近気になるのが若手俳優たちの耳。ピアスの穴らしき跡がくっきり残ってるのです。浅野忠信と松田龍平が気になりました。他にも『ＭＷ』の玉木宏がそうでしたねー。他の皆様は気にならないのかしら。現代を舞台にした映画なら構わないけれど、時代が古い場合、違和感満載です。気になりだすとだめですね。隠しようないのかしら。
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