【movie】消されたヘッドライン


良作!面白い!
予告とか題名からして、なんだか静かでつまらなさそうーなんて思ってました。しかし意外とハラハラドキドキ、読めない展開と裏の裏のはたまた裏の読み合い合戦。すばらしいですねー。みせてくれました。
物語は一人の女の死から始まる。彼女は事故死か自殺かそれとも…。彼女ソニアを雇っていたコリンズは国防総省の一部事業民営化に関する公聴会で委員長を務め、民間軍事企業ポイント・コープ社と対立していた。そのコリンズと大学時代親しくしていたのが新聞記者のカルである。カルは一人が死亡、もう一人が意識不明となった銃の暗殺事件について調べていた。しかし調査していく中で自分の事件とソニアとの接点が明らかになっていく。カルは、ソニアを調べていた若手の新聞記者デラと共に真実を突き止めようとする…。
最後の最後まで誰が裏で操っている人物なのかがわからない。最後の最後までどんでん返しあり、目が離せません。そしてカルという人物を長所も短所も見事に描いていてとても魅力的でした。
こんなに面白いのにいまいち人が入っていないのは予告のせいかと思うのだが…。予告を見ると、国というものを相手に闘うようなイメージに捉えてしまうのだが、実際はカルの新聞記者としての苦悩やポリシーが主に描かれていると思うのです。もちろん結局は国を相手にしていることには変わりないかもしれないんだけど。アメリカが今までやってきた戦争に対する批判が大いに含まれているとは思う。それでもメインはカル自身。友人を助けたいのか情報を得たいのか。その葛藤や辛さ、新聞記者としてのポリシーがこの映画の見所だと思います。
国を相手に!みたいな予告っていうのは日本受けしないと思うんだよね。日本はアメリカほど愛国心が強いわけではないし反感もない。いい意味でも悪い意味でも。だから国レベルの話ではなく、一人の人間にスポットを当てたような予告の方がよかったのでは…と思います。
あーもうひとつだけ言いたい!ラッセル・クロウ…私大好きです。なのに…。『L・Aコンフィデンシャル』からファンなのに。『グラディエーター』のあの筋肉のつき加減、好きなのに…。なんで最近デブちんなんだよっ!筋肉が脂肪に変化してますよ!メタボってますよ!好きな俳優にはかわりないさ。でも惚れ惚れするかっこよさは…なくなっちまったよ…。な、なんか悲しいよー。
脱毛やスキンケアの間違った知識ヘッドライン