【movie】チョコレート・ファイター


予告が非常に気になっていました。強烈なインパクトでしたよ、ある意味。なんで女の子が闘うときにフォーフォー言ってるのか気になってました。アチョーとか、格闘技での掛け声みたいな感じで言うわけですよ。「北斗の拳」とか「ブルース・リー」とかを彷彿とさせる…。
主人公の女の子(ゼン)は知的障害のある子で、きちんと会話できないし理解も乏しい。でも、武芸には秀でていて人の動きを真似てどんどん強くなる。ある日母親(ジン)が病気になってしまうわけだが、薬代が高く思うように治療ができない。そこでゼンとムン(なぜか途中から一緒に暮らしだす少年)は、過去にジンが貸していたお金を取立てに行く。しかし案の定追い返されてしまう。そこでメインであるゼンVS借用者との格闘シーンが始まるわけです。なんとか取立てもうまくいき、薬代も治療費も賄えるようになった…のだが、取立てたことで母親の昔付き合っていたヤクザのボスが動き出してしまう。ジンが彼以外の男を好きになってしまったことで憎しみを抱き続けていた男だ。そしてその取立てのお金はジンと付き合っていた頃二人で貸していたお金なのである。そこで今度はゼンVSボスの闘いが始まるわけである…。
基本的に格闘しまくりです。ファイターって言ってるしな、それがメインだよな。なかなかの迫力でしたよ。彼女もすごいけど彼女を相手にしているスタントマンもすごい。
そしてなぜか阿部寛が出ている。私はそれにびっくりだ。しかもゼンの父親役。なぜに出たのだ、阿部寛よ。
かわいそうなのはムン。ムンがいじめられているところをなぜかゼンの母親が助け一緒に住まわす。のだが、結局ゼンのお守りである、ようするに。母親が病気になったときも彼が立ち回ったから金を得たのにハグ一つない。なんて哀れな。しかも腹に銃で打たれてそのまま放置。映画のストーリー自体彼を放置。かわいそうだ。しかも最終的にゼンは父親に引き取られたけどムンは?ちょいと寛さん、ムンも引き取ったんでしょうねっ。
そして本編終了後に撮影風景が流れるのだが、それが痛い。流血事件多数。見てるだけで痛い。ジャッキーチェンのいつものエンドロールみたいな感じです。ほら、彼っていつも救急車で運ばれてるでしょ?今はやってないのかな。でも、正直いらないなー。なんか普通に笑顔で女優やってるゼンの素顔とか見たくないし、ぶつかってひるんでるゼンとか見たくないじゃん。本編ではひるまないでフォーフォー言ってるわけだし。
まあとりあえず、ストーリーそのものは駄作。しかし格闘はなかなかの見ごたえはある。
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